【鹿児島市】中洲小学校で見つかった毒グモの特定外来生物『ハイイロゴケグモ』について調べてみました!!
今月2月20日(木)に鹿児島市の中洲小学校で特定外来生物の毒グモであるハイイロゴケグモが発見されました。
校庭にあるタイヤの遊具からはハイイロゴケグモの卵とみられるものも見つかっており、現在使用禁止となっているそうです。
鹿児島市立中洲小学校ホームページ:ハイイロゴケグモについて(ご注意ください)
そこで、ハイイロゴケグモとはどのようか蜘蛛か調べてみました。
元々の生息地はオーストラリア、中央アメリカ、南アメリカ、太平洋諸島等ですが、日本においても神奈川県横浜市で初めて発見されて以降、鹿児島県の他に東京都、愛知県、大阪府、福岡県、沖縄県でも記録されています。
日本では2005年に外来生物法によって、ゴケグモ属のうちこちらのハイイロゴケグモとセアカゴケグモ、クロゴケグモ、ジュウサンボシゴケグモの4種が特定外来生物に第一次指定されています。
腹部がぷっくりとした球形で黒褐色をしており、赤褐色の斑紋がついています。
体調は2.5~16mmほどで、メスの方が明らかに大きいのが特徴です。
神経毒である「α-ラトロトキシン」をメスだけが保有しており、咬まれると激痛を感じて、熱感や掻痒感、筋肉痛、頭痛、嘔吐といった症状があらわれることもあるそうです。
基本的に症状は数日でおさまるといわれていますが、重症化して筋肉麻痺などを引き起こす場合があるため、十分な注意が必要です。
ただ、国内における咬傷被害は今のところ報告されておらず、攻撃性も低いため、こちらから何かしない限りは噛まれることは少ないといわれています。
ハイイロゴケグモは日当たりの良い暖かい場所にある物陰を好むとされているため今回の発見場所である小学校の校庭のタイヤの裏はまさに理想的な場所といえます。
他にも地面や建造物の隙間、裏側などに営巣するそうです。
今回発見された卵は駆除されましたが、1回の繁殖時に5000個近い卵を産むためもし発見前にも卵を産んでいたとすると相当数のハイイロゴケグモが近隣に生息している可能性があります。
県では疑いのあるクモを見つけた場合は、絶対に素手で触らず、殺虫剤などで処分するよう呼びかけています。
子供たちの安全を守るためにも、その危険性を伝えておくことも大切です。
(jyon house)