【鹿児島市】三反園氏、鹿児島県知事退任へ 明日、塩田氏が新たに就任
本日7月27日(月)、鹿児島県の三反園訓知事(62)が任期満了で退任しました。
県庁講堂で行われた退任式は、新型コロナウイルス感染予防の対策のため出席者を本庁の部課長ら約100人に絞り開かれたそうです。
三反園氏はテレビキャスターから転身した初の民間出身知事として県民からの注目をあび、鹿児島を全国に広めたいという強い想いを掲げていました。
任期中は、全国和牛能力共進会で県勢初の団体優勝を成し遂げたり、農業産出額が全国2位に浮上、観光消費額も3000億円を突破したりと農業・観光分野において好調な成績を残してきました。
明日7月28日(火)からは塩田康一氏(54)が鹿児島県知事の新体制が始まります。
三反園氏は新型コロナウイルス対策、財政運営をはじめ県政の現状や課題54項目をまとめた「事務引継書」を塩田氏に渡し、「コロナ対応で大変な時期だが頑張ってほしい」と励まされたそうです。
塩田氏は県内で集団感染が発生し、県民不安が高まっている中での就任に「まずは感染防止対策に力を入れたい」と強調し、三反園県政が特に注力してきた観光・農業振興には「引き続き取り組んでいく」と述べました。
塩田氏の任期は2024年7月27日までだということです。